ジェフティーの観戦録

ジェフ千葉のサポーターやってます。since 2006~

第19節水戸戦 今年初の…

こんにちは。ジェフティーです。

 

みなさんは第19節水戸戦をどのように見ていましたか?
結局私は現地観戦せずDAZNにて観戦をしていました。
この試合の感想はずばり、「強いチームの戦い方ができている」ということが言えるでしょう。特に負傷者が出ている状況で、選ばれた選手が結果を残せている状況は本当に好材料である。今季コロナでメンバー編成に苦しんだ時と同様に、ピンチをチャンスに変えることができている。疲れた時に替えの利く選手が多くなるほど、シーズン後半戦戦い抜くことができるだろう。チームとしてのクオリティをあげることが、昇格できるか否かを決める分かれ道となる。勝てるチームになるために循環をこれからも続けてほしい。

 

序盤の話が熱くなったところで、今節の振り返りをしましょう。

前回から末吉、高木、熊谷選手は怪我の影響で離脱。
代わりに風間、ブワニカ、福満選手がスタメンへ。
見木選手がボランチとなり試合を組み立てるように。
ベンチにはミンギュ、サウダーニャ選手が復活へ。

 

①今シーズン初の逆転勝利!

初めて強いチームの戦い方ができた試合ではないか。それほどまでに、前半戦の展開・前を向く姿勢はいつも以上に感じた。

今年のジェフは、先制されたら勝率0%。逆に先制すれば負けなし。そう考えると、1点が重くなる試合展開になると考えていた。開始10分までは水戸ペースで進み、11分に失点。要因は、見木選手の守備位置がボール保持者に向いてしまったこと。完全に中をあけてしまったものの、あのゴールは相手を賞賛すべきであろう。今年は一瞬スペースを与えてしまうことにより、試合展開が苦しくなることが多い。今日も勝てないのか…

その空気を一変させたのは、ブワニカ選手の一発だ。

 

まずは難しいシュートを決めたブワニカ選手は褒めるべきだが、この展開を生み出したのは見木選手とチアゴ選手である。まず、見木選手の縦パス。今日はボランチという問いころで供給する側になった。今までの2ボランチでは、サイドで二人固まることが多かったので、真ん中でシャドーが引き出して展開することが多かった。つまり、CFの近くに選手が寄れなくなってしまっていた。その点、今日はCFとシャドーの距離感が非常に優れていた。そして、チアゴ選手の落としは一級品。前節長崎戦でのゴールが影響してか、コンディションが最高。ようやくフィットできてきている。このプレーを継続してほしい

追いつくことができたジェフは、攻撃がすごいかみ合っていた。そして、今シーズン初の逆転を38分に迎えることになる。

この点も褒めるべきは見木選手のポゼッションとチアゴの積極性である。先述したように今季のジェフの2ボランチは、パスを出すことを目的としフィニッシュに絡むこと自体少なかった。とりわけエリア内に侵入する機会は皆無と言っていい。その中で見木選手は中に積極的に入っていくことで、チャンスを得れた。シュートテクニックは素晴らしく最高のタイミングで決めきることができた。この前のプレーとしてチアゴ選手のシュートが何よりも効果的。以前よりも前を向きシュートを狙うことでチャンスが訪れた。こういう姿勢を櫻川選手とかにも学んでいってほしいところである。

 

②見木選手のボランチ起用は、攻撃の起爆剤に?

テーマ①で語ってきたが見木選手のボランチ起用が今日は当たっていた気がする。特に攻撃面において彼の連動性と決定機を作れる力は、ほかのボランチにない強みとなる。
ボールを触れる機会も今シーズンで一番多く感じたし、出してからもらうまでの動作が非常に良い。

課題は守備面。シャドーでやっていた分ボールウォッチャーとなってしまい、裏のケアが少し難しい部分があった。数試合見木選手をボランチでやらせてみて、試合を締めるときは熊谷・小林選手といった守備に長けた選手の起用が現状の最善策とも思えてくる。まだ1試合しか見ていないため判断は難しいが、非常に可能性を感じる1戦となった。

 

③今日の勝利は守護神のおかげ

今日の勝利は章太選手の活躍なしに飾ることはできなかった。試合もロスタイムとなり、昨年の苦い思い出もある点差。コーナーキックから頭で合わせられたボールを右手一本でかき出した。実況の方も言っていたが、このセーブなくして勝利はなかった。そして、ロスタイムの失点をここ2年ジェフで多く経験しているからこそ、できた反応であったと感じる。本当に頼りになる漢である。

ここ数試合ビックセーブを連発しているので、今後も頼むぞ!

 

④またしても負傷者。ポリバレントな起用がカギとなるかも?

今節は見木選手が一昨年経験したボランチでのプレーで結果を残すことができた。それはケガ人による影響もあるが、本来と違ったポジションで結果が出たことは市場価値の上昇や本人のプレー機会を増やすことにもつながるだろう。これは見木選手以外の選手にも当てはまる。今日米倉選手と福満選手がケガの影響で交代。ウイングとして元気なのは、西久保・秋山選手ということになる。このポジションは、運動量も必要となるしユン監督も毎試合交代カードを切るポジションでもある。注目したいのは、ほかの選手がウイングとして機能するかどうかという点だ。序列1番手である末吉選手は松葉杖だったそうなので、早めの復帰は難しいだろう。また、最近米倉選手が早めに交代している様子を見ると右サイドも空いてしまう可能性はある。

左なら佐々木選手は可能性が高い。もともと攻撃力の高い選手であるとともに、何度かウイングを経験したこともある。ミンギュ選手の復帰が近いことも考えると、別のポジションでの活躍が急務となる。イケメンとTwitterを騒がせている彼には、今後もプレー時間を増やせるのか挑戦する時期になってきそうだ。

右でいうと個人的には、佐久間選手を推薦したい。アカデミー育ちの彼の本職はCFであるが、縦への推進力スピードを評価するのであれば起用してみる価値ある選手だ。しっかりとプレーを見たことはないものの、CF以外もできるところをみせることでより質の高い選手へと変貌を遂げる可能性を秘めている。

現状ケガで苦しい時期だからこそ、若手とベテランの融合。若い選手が経験を積むことでチームとして地力をあげたいところ。ユン監督はセレッソ時代にターンオーバーでカップ戦をつかんでいるので、若手の育成もできるはず。期待してます!

 

次節は首位仙台戦。
予定さえ合えば当日観戦に行くことも視野に入れ現在準備中。
ここで首位撃破できるようなことがあれば、PO圏が見えてくるので落とせない試合である。まずはここに勝って、昇格圏に入れるよう1試合を大切にしていきましょう。

それではみなさん、読んでいただきありがとうございます。